協会の活動
肢体不自由児・者の美術展・
デジタル写真展
肢体不自由児・者の美術展・デジタル写真展
ごあいさつ
障害のある方々が、生きがいのある充実した生活を営むことは、自己表現の機会を拡大して社会参加を図り、人間性を豊かにするだけでなく、周囲の人々の心のバリアを取り除き、共に生きる明るい社会を作るためにも大切なカとなります。
当協会では、不自由な手に代えて口や足を 使うなど、不自由を補う工夫をしながら創作活動に励んでおられる方々の、努カの結晶ともいうべき作品を、各道府県肢体不自由児協会と共に全国から募集してきました。
応募作品は全国から寄せられておりますが、その中から入賞作品を選び、「肢体不自由児・者の美術展」として展示いたします。
今回で第43回を迎えることになりましたこの美術展/デジタル写真展を通じて、肢体不自由児・者に対する皆様のあたたかいご理解とご支援を頂ければ幸いです。
主催
日本肢体不自由児協会
各道府県肢体不自由児協会
後援
厚生労働省、文部科学省、こども家庭庁、東京都、全国特別支援学校肢体不自由教育校長会、全国肢体不自由特別支援学校PTA連合会、一般社団法人 全国肢体不自由児者父母の会連合会、社会福祉法人 朝日新聞厚生文化事業団、公益財団法人 毎日新聞社会事業団、社会福祉法人 NHK厚生文化事業団、社会福祉法人 読売光と愛の事業団、文京区(予定・順不同)
協賛
第43回 肢体不自由児・者の美術展/肢体不自由児・者のデジタル写真展
会期 |
令和7年1月24日(金) ~26日(日) |
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会場 |
文京シビックセンター(東京都文京区) 1階展示室1 |
主催 |
日本肢体不自由児協会 |
後援 |
厚生労働省、文部科学省、こども家庭庁、東京都、全国特別支援学校肢体不自由教育校長会、全国肢体不自由特別支援学校PTA連合会、一般社団法人 全国肢体不自由児者父母の会連合会、社会福祉法人 朝日新聞厚生文化事業団、公益財団法人 毎日新聞社会事業団、社会福祉法人 NHK厚生文化事業団、社会福祉法人 読売光と愛の事業団、文京区(予定・順不同) |
協賛 |
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問い合わせ |
日本肢体不自由児協会 |
地方巡回展示 |
福岡県、沖縄県、新潟県 |
令和6年度作品応募受付中
第43回(令和6年度)「肢体不自由児・者の美術展/デジタル写真展」
応募資格 |
肢体不自由児・者 |
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応募要領(美術展) |
・1人1点に限ります (絵画)4つ切りサイズ(38.0㎝×54.0㎝)以内、ただし油彩画はF8号 (書)書道用紙で半紙、半切1/4縦(八ッ切)、半切1/3、半切1/2、半切2/3、半切、全紙1/2のみでその他は不可(硬筆はB4以内)。 (コンピュータアート)データでの応募に限ります。ファイルフォーマットはJPG形式(ファイルサイズは10MB以内)にて、CD・DVD等のメディアに記録し郵送。 |
応募要領(デジタル写真展) |
・1人1点 |
審査 |
美術・写真専門家を含む関係者をもって構成する審査委員会において、作品種類別に分けて障害の種類、程度、年齢等を考慮して以下の賞を定めます。 (美術展)特賞26点以内、 優秀賞30点以内、 佳作賞40点以内、 努力賞30点 (デジタル写真展)特賞5点以内、 金賞12点以内、 銀賞22点以内、 銅賞76点 審査委員特別賞:特に審査委員の推奨のあった作品に贈ることがあります。 入賞者全員に賞状及び入賞作品を掲載した作品集を贈呈します。 参加賞:応募された方全員に記念として参加賞を贈呈します。 |
表彰式 |
令和7年1月24日(金)文京シビックセンター(東京都文京区)に特賞受賞者(後援・協賛・主催団体賞)の表彰式を執り行い、賞を贈呈します。 |
開催日程 |
令和7年1月24日(金)~26日(日)までの3日間 |
申込締切 |
令和6年9月20日(金)当日必着 |
応募先 |
社会福祉法人日本肢体不自由児協会 美術展係 |
その他 |
応募作品の著作権は応募者に帰属しますが、主催者は応募作品を審査結果の発表及び広報のため等に無償で展示及び複写する権利を有します。 |
第42回(令和5年度)「肢体不自由児・者の美術展/デジタル写真展」の開催
第42回(令和5年度)「肢体不自由児・者の美術展/デジタル写真展」(後援:厚生労働省・文部科学省・こども家庭庁・東京都など12団体、協賛:NTTデータ ルウィーブ株式会社・公益財団法人オリックス宮内財団・テルウェル東日本株式会社)が、令和5年12月13日~17日までの5日間、東京池袋の「東京芸術劇場」において開催されました。
日本肢体不自由児協会では、不自由な手に代えて口や足を使うなど(近年ではICTの活用も進み視線入力装置などを使った作品応募も増えてきました)、不自由を補う工夫をしながら創作活動に励んでおられる方々の、努力の結晶ともいうべき作品(絵画・コンピュータアート・書・デジタル写真)を、各道府県肢体不自由協会と共に全国から募集し、毎年12月の障害者週間を中心に「肢体不自由児・者の美術展/デジタル写真展」を開催しており、今回で42回目となりました。
作品制作を頑張られた応募者の皆様や指導に当たられた関係各位のおかげです。ありがとうございました。今年度は、全国の肢体不自由児・者から、絵画147点、コンピュータアート82点、書201点、デジタル写真375点の作品が寄せられました。選ばれました223点の入賞作品の中から、特賞31点をはじめとする126点を展示するとともに、特賞受賞者の表彰式を行いました。表彰式は、会場で受賞者を招いての対面表彰と、オンライン表彰のハイブリッド方式で執り行いました。
開催初日には、当協会常陸宮殿下のご臨席のもと、開会式を行い、殿下に作品をご鑑賞いただきました。
(当協会総裁常陸宮殿下をお迎えしての開会式)
開催初日には、当協会常陸宮殿下のご臨席のもと、開会式を行い、その後常陸宮殿下に作品をご鑑賞いただきました。受賞者2名より作品に込めた思いや制作の苦労についてお聞きになり、それぞれに「おめでとうございます」とお祝いの言葉をかけられました。
絵画の部で東京都知事賞を受賞の東京都立大泉特別支援学校高等部2年福田隼大さん(写真上)は、「日常目にしている物を、リアリティを意識して描きました。構図をシンメトリーにして、様々な色彩を使用ながら雑巾の質感や陰影の調子、また壁の質感を工夫して表現しました」とコメント
書の部で全国肢体不自由特別支援学校PTA連合会賞を受賞の茨城県立水戸特別支援学校高等部1年磯前雄也さんは「世界的にも気温がとても高く、僕の住む町でも連日危険な暑さが続いています。その暑さを大きな筆で表現してみました。文字は大きく書くのはとても難しかったです」とコメント
(受賞者(福田隼大さん)とお話される常陸宮殿下)
(受賞者(磯前雄也さん)とお話される常陸宮殿下)
引き続いて行われました表彰式は、主催者である当協会の遠藤浩理事長の挨拶にはじまり、来賓や審査委員の方々をご紹介後、厚生労働大臣賞をはじめとするそれぞれの団体賞を受賞された皆様をお一人ずつ表彰しました。受賞された皆様には、あらかじめ徽章と記念のメダル等をお送りしてあり、参加いただきました。厚生労働大臣、文部科学大臣、内閣府特命担当大臣、東京都知事からの祝辞を披露いただき、受賞者を代表して朝日新聞厚生文化事業団賞の長崎県立諫早特別支援学校中学部3年 宮口葵さんからお礼の言葉があり、表彰式が無事に終了しました。
(内閣府特命担当大臣賞の滑川すみれさん)
(全国特別支援学校肢体不自由教育校長会賞の木月玲華さん)
この表彰式では、第71回「手足の不自由な子どもを育てる運動」にかかる絵はがき原画作者表彰も行いました。これらは令和4年度美術展/デジタル写真展の来場者アンケートをもとに関係者によって決定され、本運動にて頒布します絵はがきの原画に採用されたものです。友情の絵はがき賞は安明日夢さん(絵画)、愛の絵はがき賞は山本純一さん(絵画)に贈りました。
また、この表彰式の様子はYouTubeで同時配信し、多くの反響がありました。
(お礼の言葉を述べる宮口葵さん)
(オンライン表彰の皆様)
当協会では、広く一般の人々を対象に、肢体不自由児に対する理解と認識を深め、併せて事業資金の取得を図るため、現在も続いている「手足の不自由な子どもを育てる運動」を昭和28年度より、各道府県肢体不自由児協会とともに、毎年11月10日~12月10日までの1か月間実施しています。その運動の中心であります絵はがき等の頒布による寄付金募集では、皆さまからあたたかい支援をいただいており、大きな成果を収めてきています。その資金をもとにこの美術展/デジタル写真展をはじめとするさまざまな事業を実施してまいりました。
これからも、この美術展/デジタル写真展は、全国の肢体の不自由な方々のはげみになるよう当協会事業の柱として今後も回を重ねてまいる所存です。