日本肢体不自由児協会は家族と社会の間にたって、家族を支援し、社会を啓発し、肢体不自由児が 最も恵まれた環境にいられるようさまざまな事業を行っています。

協会の活動

プレゼンカップ全国大会

ミラコン~未来を見通すコンテスト~ プレゼンカップ全国大会

全国の特別支援学校を遠隔システムでつなぎ、肢体不自由特別支援学校高等部で学ぶ生徒を対象とした「未来を見通すコンテスト~プレゼンカップ全国大会」が、平成30年度より開催されています。
 この大会の目的は大会要項に
・全国の肢体不自由特別支援学校に通う生徒の言語能力を向上させるとともに、一人一人が生涯にわたり学び続ける力を育成し、社会的自立に向けた健やかな成長を目的とする。
・ICTを活用し全国大会を開くことにより、生徒の関心・意欲を高めるとともに、ICTを活用し社会経験を広げる機運を全国の肢体不自由特別支援学校に醸成する。
とあります。
 発表内容は、「視点を価値に、経験を未来へ」をコンセプトに、自己の経験から得た視点から、自分の描く未来にとって必要な社会や地域への提案です。  日頃培ってきた思考力・言語力を基盤に、特別支援学校生として社会に関わる中で抱いてきた「未来への提言」をプレゼンテーションするプレミアム・ステージです。  
 日本肢体不自由児協会は、第1回大会より協賛しています。



第5回プレゼンカップ全国大会 FINALSTAGE

 令和5年12月14日(水)、東京都立光明学園体育館特設会場にて、「ミラコン2022~未来を見通すコンテスト~第5回プレゼンカップ全国大会 FINALSTAGE」(主催:全国特別支援学校肢体不自由教育校長会、共催:全国特別支援学校肢体不自由教育教頭会、後援:文部科学省、株式会社ミライロ株式会社沖ワークウェル、協賛:全国肢体不自由特別支援学校PTA連合会、社会福祉法人日本肢体不自由児協会)が開催されました。
 令和4年度第5回大会は全国39校から98作品の応募があり、7つある各ブロックの予選を最優秀で勝ち上がってきた7名のプレゼンテーションを行う各校と審査委員のいる特設会場とを、遠隔システムでつないで生中継し、質疑応答もリアルタイムで行われました。


伴会長による開会宣言


第5回プレゼンカップ全国大会 FINALSTAGE 審査結果
文部科学大臣賞(第1位)『いろいろな個性のある人たちが挑戦できる社会を目指して』
  福留 音亜さん (鹿児島県立鹿児島養護学校)

「信じられないことが目の前で起こっている気持ちです。本当にありがとうございました」

優秀賞(第2位)『意識改革はトイレから』
  青木 蓮さん(石川県立いしかわ特別支援学校)
奨励賞(第3位)『貧困問題について知ったこと・考えたこと』
  信國 桜子さん(筑波大学附属桐が丘特別支援学校)
熱意賞 『誰もがスポーツを楽しめる社会に』
  長谷川 宙さん(北海道岩見沢高等養護学校)
独創性賞 『私の街を ボッチャの街へ』
  後藤 瑞希さん(鳥取県立皆生養護学校)
説得力賞 『思い描く理想の未来』
  鐘ヶ江 悟さん(大阪府立平野支援学校)
表現力賞 『障がいがあっても出かけたい~未来への提言~』
  佐藤 颯人さん(埼玉県立蓮田特別支援学校)


どの発表もとてもすばらしいものばかりでした。皆さんの今後の活躍を期待しています。
詳しい内容は、令和5年4月10日発行の「はげみ」4/5月号「プレゼンカップ特集号」をご覧ください。


文部科学大臣賞の福留音亜さん